2014年4月22日火曜日

書籍:女のいない男たち

著者:村上春樹
評価:☆☆☆☆☆☆
カウント:7冊目@2014年

「東京奇譚集」以来久々の村上さんの短編集。妻の死亡、離婚などなどを理由に女性たちのいない人生を送る男性たちの物語たちです。どれもかなりクオリティが高いですし、並びも良いですね。「ドライブ・マイ・カー」で静かに物語がスタートし、続く「イエスタデイ」でややコメディ路線に走り、そこからどんどん物語が重みを増していき、「木野」で暗く深い闇を感じさせます。

個人的には、「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「シェエラザード」が好きです。こういう不思議なところに連れて行ってくれる短篇って、海外だとかなり多いけれど、日本では結構少ない気がするなぁ。

2014年4月14日月曜日

書籍:カレイドスコープの箱庭

著者:海堂尊
評価:☆☆☆
カウント:6冊目@2014年

東城大附属病院の病理診断ミスの調査とAiの国際会議開催とをメインに進む田口・白鳥コンビの物語。でも、物語のダイナミックさや政治的な駆引きの面白さみたいなものが不足しており、これまでの作品と比べてもあまり面白いとは思えない。

最近の海堂さんの作品は、ちょっと医師の業務を高く評価しすぎだと思うし、それ以外の業界を批判しすぎだと思うなぁ。そして、科学を絶対的なものととらえすぎているとも思う。