2012年8月31日金曜日

音楽:MOMENT by SMAP

いまさら、SMAPのMOMENTをちゃんと聴きました。あの曲とオリンピック映像のコラボはヤバイ。泣きそうになりました。
この一瞬のための何千時間
本当にそうだよね。良い。

SMAPの歌が下手だっていう致命的な問題はあるんだけど(笑)、まぁそれはそれとして。

2012年8月29日水曜日

書籍:リトル・シスター

著者:レイモンド・チャンドラー
訳者:村上春樹
評価:☆☆☆☆
カウント:91冊目@2012

単行本に続く再読。前回もそうだったんだけど、ストーリーが頭に入ってこない(笑)
結構複雑なストーリーなんで、どこがどうやってつながってるんだっけ?って感じです。伏線の提示も極めて控えめ。登場人物たちも結構シニカルで、事実や感情を直接的に表現することが少ないので(そこがレイモンド・チャンドラーの良さの1つなんだけど)、ちゃんと読んでないと、どこに事実があるのかを認識できなくなってしまう。頭がわるいって、結構大きな問題です。

そうは言っても、やっぱり面白い。
展開は読めないし、誰がいい人で誰が悪い人なのかもわからない。みんな、自分の利益を考えながら、腹を探り合っている。こういう政治的な話が、私は好きなんだろうな。

村上春樹氏があとがきで書いているように、初めに依頼してくるオーファメイがなかなかユニークなキャラクタなので、彼女の魅力(って言っていいのかな)が、小説全体に深みを持たせている。彼女が何を考えていて、何のために動いているのか?と読み手に考えさせるのが、この物語の最初の謎になってくる。

マーロウが何を考えているのかよくわからないのは、相変わらず。このハードボイルドさが、読み手に彼の感情を想像させるんだな。

まとめると、楽しいハードボイルド小説。ストーリーラインを注意深く終えれば、きっともっと楽しめます。

2012年8月28日火曜日

雑感:リッチマン、プアウーマンについて

事情があって、フジテレビでやっているテレビドラマである「リッチマン、プアウーマン」をそれなりに見ています。正直言って、どうでもいいドラマです。

が、昨日見ていた中で出てきたセリフは、とても腑に落ちました。
「信頼していた人が、急に態度を豹変させたのはなぜかな?」 「知らない間に、相手を傷つけていたんじゃないの?」
あ~~~~、という。
言語化って大事だよね。こういうのがあるから、私は物語を求めてしまうんだろうな。

それにしてもこのドラマ、ビジネス面に関しては、スティーブ・ジョブズ氏とライブドアのエピソードを適当にくっつけたようなストーリーですね。
実際の事件にInspireされてるドラマなんて五万とあるとはいえ、ちょっと目に余るような気がしたり、しなかったり。

ま、別にいいんですけど。

2012年8月27日月曜日

映画:しあわせのパン

監督:三島有紀子
評価:☆☆☆1/2
公式サイト
カウント:32本@2012

北海道でパン屋を営む夫婦と、その客たちとの春夏秋冬の物語。春夏秋冬の短篇集のような映画構造になっている。優しさをそっと分け与えてくれる、そんな映画になっている。

パンがめちゃくちゃ美味しそうなんだけど、どう考えても2人が食べていける程の売上は上がっていななそうなので、この先の経営状態をつい心配したくなってしまう。経営的に成立しなさそうな話って、「どうせおとぎ話なんでしょ」と思って話に入れなくなってしまうのが私の悪い癖です。

個人的好みとしては、大泉洋がもう少し活躍してくれると良かったかな。

映画:それでも恋するバルセロナ

監督:ウディ・アレン
評価:☆☆☆☆
公式サイト
カウント:31本@2012

夏の旅行でバルセロナを訪問した女性2人がファンという男性に出会うことで巻き起こる恋愛劇。完全に女性の物語であるこういう映画を、男性であるウッディ・アレン撮れるってことがすごい。結局自分の生きたいように生きる女性の姿が、うまく切り取られていると思う。

ペネロペ・クルス(この作品でアカデミー賞を受賞)は、強烈な印象を放っている。スペイン女性のエキセントリックで手に負えない感じがすごく良く出ている。何より、美しい。

こういう話に触れると、毎回、「男性って本当にバカ」と思ってしまう。

2012年8月22日水曜日

雑感:また戻る

先日、NHKの某番組で、YOUが好きな曲として荒井由実の「旅立つ秋」を取り上げていたので、CDを借りてきて久々に聴きました。アカン!あんな曲聞いたら完全にテンションが落ちてしまう。
荒井由実の曲って、ふっと心の一番弱いところに入ってくるものが多いんですよね。本当に危ない。数年前まで定期的に松任谷由実(荒井由実)マイブームが到来していたところ、最近控えていたので、ちょっと油断していました。落ちてる場合じゃないです。

映画:人生はビギナーズ

監督:マイク・ミルズ
評価:☆☆☆☆☆☆
公式サイト
カウント:30本@2012

久々の大ヒット!!超良かったです。

母親の死後、ゲイであることを息子に告白し、ゲイとして最後数年を生きた父親と息子の物語と、父親の死後の息子とガールフレンドの物語とが平行して進んでいく。時代背景によりゲイとして生きるわけにはいかず、でも、晩年はゲイとして恋人を作って生きた父親の姿は、主人公にしっかりと根ざしてしまう。主人公が、幸せに生きていければいいなと、私は願っています。

ユーモラスなシーンが随所に散りばめられているけれど、ドタバタ感はゼロです。余りにも淡々とシーンが進んでいくので、笑っていいんだか悪いんだか?って感じだけど、やっぱり笑っちゃうよね。こういうユーモアが、ちょっとした人生のおかしみを表現したり、物語にメリハリをつけていたりしていて、いい味を出しています。

こういう話って、映画でないと描けないですよね。小説やTVドラマでは、この感覚はちょっと再現できない。

書籍:夜は短し歩けよ乙女

著者:森見登美彦
評価:☆☆☆☆
カウント:90冊目@2012

まさに、森見ワールド全開!
それぞれ繋がってはいるけれど、季節ごとにわかれた短篇4篇。男のダメさと、男臭さと、京都の街が持つ若干のおどろおどろしさと、乙女っぽさとをごっちゃにしてファンタジーに仕上げています。貧乏京大生(男)を主人公にしてファンタジーが作れるなんて、ちょっと信じられません。
恋愛の前でひたすら外堀を埋め続ける主人公にはいたく感情移入します。

学園祭を扱った「御都合主義者かく語りき」が、ドタバタ感満載で好きですね。この話に出てくる「偏屈王」や「パンツ総番長」は、他の森見作品にもちょくちょく出てくるモチーフです。

2012年8月21日火曜日

映画:サマーウォーズ

監督:細田守
評価:☆☆☆☆
公式サイト
カウント:29本@2012

おおまかに言えば、地球を守ろう!って話。現実世界の様々なインフラが接続された仮想空間OZで暴れまわるAIと、それと戦う主人公たちと、って感じ。

こういう話って、概念的なところがものすごく気になってしまう。そのAI、移植性が高過ぎないか?とか、アバターとパスワードが一緒に管理されてるのか?とか、人間がそんなに簡単に暗号が解けるわけ無いじゃん、とか。まぁ、その辺りはツッコミどころが満載。

でも、1人のスーパーヒーローが地球を救う!って感じじゃなくて、みんなで力を合わせて地球を救う!って辺りが良いよね。あと、農村(長野県上田市)ののんびりした田園風景とOZの人工的な映像とのアンバランスさが、リアルとバーチャルの対比を成していてとても良い。ITって、地方だろうが都会だろうが、特に関係ないんだよな、ということを再認識。

鼻血出しながら、「よろしくおねがいしまーす!」といいつつキーボード叩く主人公が好き。

2012年8月20日月曜日

書籍:ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

著者:pha
評価:☆☆☆☆
カウント:89冊目@2012

ニート(ある程度の収入はあるようだけど)である著者がニートとして如何に生きていくか?とか、ニートがなぜ認められるべきか?とか、そういうことを書いた本。

この本、なかなかいいな。いいと思うな。
私は、多様性は常に認められるべきだと思っていて、中でも「働かない選択肢」っていうのはすごく大事なんじゃないかと思っています(ちなみに、先日騒がれた生活保護問題も「別にいいんじゃないの?」って感じ)。なので、働かない選択肢を選んで、ちゃんと生きている人がこういう形でメッセージを発信するっていうのは大事なんじゃないかと思う。

なぜ、「働かない選択肢」がちゃんとあることが大事だ、と思っているかというと、今、ちゃんと働いている人も、「(たとえ働けなくなっても)ニートとして生きていける」って思えれば、あまり先のことを不安に思わずに安心して生きていけるんじゃないかと思うからです。そういう意味で、私は少し気が楽になりました。
そして、そういう安心感が、世の中の自殺を防いだりするんじゃないかなぁと思ったりするわけです。「みんな、頑張れ!」とか、「働かない奴ってサイテー」とか、そういう価値観が、世の中の閉塞感を生み出しているんだと思う。

と、この本を読んで安心感を得たところで、私はもう少しがんばろうと思います(笑)

書籍:最適解を導く調達戦略フレームワーク―何を?誰から?どう買うか?

著者:村上三平、杉本大地
評価:☆☆☆☆
カウント:88冊目@2012

調達については全く知識がないので門外漢なのだけれど、「調達」の分野に戦略論を当てはめるところに新しさを感じました(著者たちの主張によれば、そういった本はないそうです)。
調達分野で働いているわけではなくとも、一般的戦略論を他の分野にどうやって応用するか?の一例として参考になると思う。

企業にとって、調達って結構難しい問題なんですよね。
調達部門に任せていると製品出荷に間に合わなかったりする等の問題があるので、開発部門が勝手に(?)企業を開拓して調達を進めていたりしました。そうなると、バラバラに部材を調達することになるので、戦略的な対応が難しくなる、という。

いや、シンプルでやるべきことが明確に挙げられているので、とてもわかりやすいです(実際に企業内で実行に移すには、結構大変だと思うけど)。いいんじゃないかな。


ところで、なぜ私がこんな本を読んだのか?がわかった人は、なかなか凄いです(そんなに難しい問題じゃないけど)。

2012年8月17日金曜日

書籍:宵山万華鏡

著者:森見登美彦
評価:☆☆☆☆
カウント:87冊目@2012

文庫版が出たので再読。祇園祭の宵山を巡る短篇集(それぞれの短篇につながりはある)。それぞれの短篇を簡単に分類すると、「宵山姉妹」や「宵山万華鏡」は少しファンタジックな子供の話、「宵山金魚」や「宵山劇場」はドタバタコメディ、「宵山回廊」や「宵山迷宮」は軽いサスペンスホラーって感じですかね。こういういろんな世界観の話を、1つの時間軸の中で描いてしまうっていうのはなかなか面白いですね。

私が最後に祇園祭(宵山)に行ってから、もう15年くらい経っていますが、それくらいの感覚で読むのがちょうどいいかも。赤くファンタジックなお祭りの世界観をうまく頭の中に思い描ける。「今年祇園祭に行きました!」みたいな人だと、ちょっとリアルすぎて物語の世界観から外れてしまいそうな気がする。

個人的には、「宵山金魚」~「宵山劇場」がいいですね。こういう馬鹿げだ話、好きです。

2012年8月16日木曜日

雑感:あなたに、伝えたい。

オリンピックでNHKを見ていた余波で、BS1でやっているWorld Waveをときどき見ています。この中では、BBC(イギリス)、KBS(韓国)、アルジャジーラ(カタール)、ABC(アメリカ)と、いろんな国のニュースが細切れで流れるんですが、特にABCのわかりやすさは驚異的です。

今日は、蚊に刺されて脳炎になる人が増えている(でも、8割の人は全く症状がでない)というニュースをやっていました。その中で、専門家みたいな人が「いまのところ薬などの治療法がないので、(蚊に刺されないように)予防するしかないんです」って言った瞬間に、「FIGHT THE BYTE」の文字が全画面表示。なんてストレートなメッセージ!!

このプレゼン力、私も欲しい。

2012年8月15日水曜日

雑感:お盆2012

オリンピックが終りました。その間、ずっと家事を疎かにしていたので、家事のやり方がわからなくなってしまいました。習慣が崩れるのって恐ろしいです。

オリンピック後半といえば、吉田沙保里選手、伊調馨選手。負ける気がしねぇ。特に、吉田選手は好きなんですよね。強い女って良い。女子サッカー、女子バレーも、無事メダルが取れて良かったです。

閑話休題。
先日、友人のお墓参りに行ってきました。今年も、享年30歳のままでした。彼がもう歳を取らないことは、いまいち腑に落ちません。

今日は終戦記念日です。合掌。

書籍:神様のカルテ3

著者:夏川草介
評価:☆☆☆☆
カウント:86冊目@2012

地方病院で勤務する栗原一止(イチさん)を中心とした物語。
今回は、新しい内科医として小幡氏を迎え、いろんな患者や看護師たちを絡めながら様々なストーリーが進んでいく。今回、アル中、若しくはアル中気味の患者が多め(笑)。
小幡氏が来たことで、イチ氏は、医者とは何か?どうあるべきか?を考えていくことになる。信州の静謐な空気感が、心情的ゆらぎの少ない主人公やこの物語によく合っている。

全体的には、これまでよりも淡々とした物語構成になっているので、大きく気持ちが揺さぶられる箇所はないのだけれど、「背中に龍で、治療は変わらない」(2回目)のところでは、つい泣きそうになりました。危ない。

主人公の奥さんであるハル氏は、あまりにも理想的すぎる(ついでに言えば、映画でハルを演じた宮﨑あおいしかイメージできない)。ああいう人が奥さんで、落ち込んでいるときに元気の出る言葉をかけてくれればいいでしょうね。

続き、あるのかな?
是非続けて欲しいとは思うけれども、これで終わりそうな気もしないでもない。

書籍:あるキング

著者:伊坂幸太郎
評価:☆☆☆☆
カウント:85冊目@2012

単行本でも読んでいたんですが、文庫が出版されたということで再読しました。単行本で読んだ時とは随分と印象が違います。読みにくくてわかりにくい物語、というイメージがものすごく強かったけれど、今回はグイグイと物語に引きこまれました。
「あとがき」によると、文庫化にあたって改稿されているようですが、単行本は既に手放しているので、改稿がどの程度印象の違いに影響を与えているのかはわかりません。

キングたる王求の超然とした姿勢が、この物語の骨格をも支えている。王求の生活は、孤独で、淡々でありながら、確固としている。「他人と違う」ことは当然であり、更に「他人よりも優れている」。そういう人生を生きるのは、なかなかに大変そうです。でも、凡人である私を惹きつけてやみません。

リアリティ溢れる現実世界の中に黒い服の3人の女や緑の獣などが登場する非現実性が織り込まれるグチャグチャとした世界観も良いです。このグチャグチャした世界観が、王求のリアリティの欠けるキャラクタを受け入れ可能なリアルな存在に変化させているんだと思う。

「マクベス」が物語にかなり組み込まれているけれど、こちらは未読なのでその関係性は私にはよくわかりません。「フェアはファウル、ファウルはフェア」の扱いも、私にはいまいちピンと来ないのだけれど。存在とフェアかファウルかの価値判断とは、別の話ってことなんですかね?

この物語、良いと思います。バランスを欠いた小説だとは思うのだけれど、すごく惹きつけられる。心に何かが残る。そういう小説。

2012年8月6日月曜日

雑感:先を見据えて

この週末は、松田選手の「康介さんを手ぶらで帰らせるわけには行かない」という、コメントに朝から号泣しました。応援していた私自身、「北島選手には絶対にメダルを持って帰ってきて欲しい!」と強く思っていましたし、まさかメドレーリレーで銀メダルを取れるなんて思ってもいなかったので、本当に感動しました。その後も、同じインタビューが放送される度に、何度も涙しております。おめでとうございます。

そして、北島選手がTwitterで「リオデジャネイロまで1460日」と呟いてらっしゃいました。実際に北島選手自身が出場されるかどうかはわかりませんが(出場されるなら、もちろん応援させていただきます!)、その熱い心意気にグッときました。次への戦いは、既に始まっている。

オリンピックも後半戦。寂しい気持ちはありますが、もしオリンピックを1ヶ月もやられたら、私は社会復帰できない身体になってしまうので、2週間という期間設定はやむを得ないよね、とは理解しています。

ところで、私はどの土俵で戦えばいいんでしょうか。オリンピックで現実逃避ばっかしてちゃダメですね。ちゃんと考えよう。

2012年8月2日木曜日

雑感:Google先生に学ぶ

私は「デキる」という表記が好きなので、プライベートなメールやブログなんかでよく使用しています。

しかしながら、仕事上は「デキる」なんてふざけた表記を使用するわけにはいきません。だから、業務で作成する書類には「できる」と入力したいのだけれど、Google日本語入力が優秀なために、しばしば「デキる」と変換されてしまいます。これ、結構困ります。

この解決方法は簡単で、仕事とプライベートをちゃんと分ければいいんです。きっと、Google先生が忠告(警告)してくださってるんでしょうね。ありがとうございます、Google先生。