2013年12月26日木曜日

書籍:マンションは10年で買い替えなさい(Kindle)

著者:沖有人
評価:☆☆☆☆☆☆
カウント:61冊目@2013

マンションを10年で買い替えろ、という結論については、おそらく人によって意見が違うし、今後の市場がどのように動くかで変わってくるとは思います。

しかしながら、マンションを買うか否か?を考える上で、考慮すべきファクターを網羅的に挙げ、それらが今までのところどのようなデータを示しているか?そこから導かれる結論は何か?を極めてロジカルに分析しており、素晴らしい本です。コンパクトな分量にして明確なメッセージとそれを裏付けるデータ群。見事としか言いようがありません。

マンションを買うか?賃貸を続けるか?の意思決定をする上で、絶対に読むべき本です。超オススメ。

映画:ジェネラル・ルージュの凱旋

監督:中村義洋
評価:☆☆☆☆
カウント:41本@2013

海堂尊氏の同名小説の映画化。とは言え、主人公である田口が女性になっている点を筆頭に、原作にはない殺人事件が加わっていたり、ドクターヘリにスポットを当てていたりと、かなりの脚色が加わっています。

ストーリーの説得力は、ちょっと弱いですかねぇ。特に、クライマックスに相当する大量の救急受け入れシーンは、もっと速水にスポットライトを当ててくれた方が、全体的な印象とか説得力とかが強まったんじゃないかと思います。

面白いんですけどね。

書籍:ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (Kindle)

著者:ちきりん
評価:☆☆☆☆
カウント:60冊目@2013

ちきりん氏のブログにおける主なメッセージを網羅的にまとめた本、って感じですかね。

2回目ですが、改めて読むと、彼女の他の本に比べると、内容的なまとまりの欠如や主張の薄さは否めないかも。

2013年12月21日土曜日

書籍:熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録(Kindle)

著者:井川意高
評価:☆☆☆☆☆
カウント:59冊目@2013

カジノで106億を使った大王製紙元会長である井川氏の本を読ませていただきました。

自伝的な内容なので、代々続く経営者の子供がどのような生活をしているのか、経営者がどういう生活をしているのか、ギャンブルにはまるとはどういうことなのか、どういうメンタリティなのか、といった様々な点においてのサンプルを得ることができます。面白く読ませていただきました。

カジノにハマるまで、経営者として色々と頑張られていたそうですが、カジノにハマってから、どういう感じで仕事されてたんですかね?週末は完全にマカオかシンガポールにいらっしゃったようですが。
あれだけ負けが込むと、ちゃんと仕事とは思えないのだけれど、やはりそれなりの器があると関係なく仕事できるもんなんでしょうか。

芸能人(著名人)との関係の部分はいらんのじゃないですかね。特に面白い内容もないし、ご本人たちは迷惑なんじゃないかと。

一方、マスコミ報道に対するコメントは面白かったです。(井川氏の主張が正しいことが前提ですが)マスコミの報道がどの程度事実に基づいて「いない」のか、適当なことを主張しているのか、といったことがわかります。佐野眞一氏の記事に対する辛辣なコメントはいいですね。井川氏の主張が正しいとすると、Wikipediaの記載も少なくとも何ヶ所かは間違ってますね。

率直に、かなり面白かったです。オススメできます。

2013年12月15日日曜日

書籍:文・堺雅人2 すこやかな日々(Kindle)

著者:堺雅人
評価:☆☆☆☆
カウント:58冊目@2013

堺雅人さんのエッセイ2作目。「文・堺雅人2」となっているので続編ぽいですが、おそらく連載されていた雑誌が異なるので、1作目では各エッセイのタイトルが1文字になっていたところ、本作ではそういうこだわりがないとか、1作目ではなかった写真が本作ではたくさん掲載されていたりとか、そういう違いは随所にあります。

やはり面白いのは面白い。様々な知識に裏打ちされた面白い視点が随所に見られます。気軽で読みやすいエッセイでありながら、こういう深い視点はなかなか貴重ではないかと。

書籍:重力ピエロ(Kindle)

著者:伊坂幸太郎
評価:☆☆☆☆
カウント:57冊目@2013

グラフィティアートと放火を負う兄弟のお話です。特に弟である春の出生の秘密が物語に大きく関わってきます。

サスペンス要素としてはかなり良く出来ていると思います。謎を散りばめ、うまく回収していくのは伊坂さんの真骨頂。特に、遺伝子を物語に組み合わせるのは秀逸なアイディアだと思います。ちゃんと機能していると思う。

でも、物語としてはちょっと弱いかなぁ、という気はします。泉水と春、2人兄弟の絆の強さ、家族のつながりの強さは全面に出てくるのだけれど、彼らが悩んできた様がちょっと弱いですかね。兄弟のターゲットとなる葛原の描き方も弱い。これらの結果、全体として物語が説得力を失っている気がします。

なお、この小説と映画とは細部はかなり異なります。個人的には、小説より映画の方が好きですかね。映画の方が物語に説得力を感じます。

多分2回めだと思うのだけれど、ものすごく新鮮に読めました。記憶力が弱いのって得ですねぇ。

2013年12月13日金曜日

書籍:部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない(Kindle)

著者:出口治明
評価:☆☆☆☆
カウント:56冊目@2013

ライフネット生命保険の社長である出口氏による本。上司としての心構え、持つべき姿勢といったものがコンパクトに記されています。分量は少なめであり、またメッセージも整理されているので、管理職になった、という人は是非読んでみてはいかがでしょうか。

私は基本的に過干渉タイプですし、自分でやったら80点が取れる、と思うと自分でやりたくなっちゃう方なので、耳が痛かったです。部下に任して60点だったら合格点だ、というのは、かなり思い切って腹をくくらないと私にはできそうもありません。

部下の裁量の範囲内のことを上司が口出しするな、というのも難しいですよね。自分の業務を上からひっくり返されたことはいくらでもありますが、ひっくり返したくなる気持ちはものすごくよくわかります。これまた腹をくくる必要がある。

管理職って難しいですねぇ。私は管理職ではないので、別にいいんですけど。

書籍:文・堺雅人(Kindle)

著者:堺雅人
評価:☆☆☆☆
カウント:55冊目@2013

エッセイは好きでちょくちょく読むのですが、このエッセイ集はちょっと独特ですね。エッセイといえば、「クスっと笑える面白い体験」が「軽妙な文章」で書かれたものが多いですが、このエッセイはそういう感じではないです。
ユーモアがないわけではないけれど、特に読者を笑わせようとしている印象はありません。でも、豊富な知識に裏付けられた日常に対する分析は、他ではなかなか見ない視点で新鮮です。

言葉遣いも面白い。別に難解な文章が使われているわけではないのだけれど、あまり見ない形で平仮名やカタカナを混ぜ込んでくるので、スラスラと流れていかず、独特の流れを持っている。

ご本人がどの程度意識されているかわかりませんが、かなり特徴的なエッセイだと思います。堺雅人さん、やっぱすごいっすね。

2013年12月9日月曜日

映画:ホノカアボーイ

監督:真田敦
評価:☆☆☆☆1/2
カウント:40本@2013

2回目。ハワイ島の街ホノカアで1年間暮らすことにした大学生レオと、ホノカアの街で暮らすビーとのお話。ホノカアのゆったりと流れる時間の中で、生と死に向き合ったり、恋をしたりとレオが成長していく姿が描かれていきます。

何も考えていないかのように見えるレオの自然体を岡田将生氏がうまく演じ、更に可愛らしい料理好きの女性であるビーを倍賞千恵子が魅力的に演じています。いいですね。

レオがこの後どのような人生を歩むことになるのか、とても興味があります。彼は、ホノカアでの暮らしを経て、何かを得るとともに何かを失ったんじゃないかと思う。うまく言葉に出来ないけれど。

映画:重力ピエロ

監督:森淳一
評価:☆☆☆☆1/2
カウント:39本@2013

多分2回目。前回見た時はあんまり良いと思わなかった気がするのですが、今回は結構ズンと響きました。春と泉水(どちらも英語にするとスプリング)の精神的な結びつき、両親も含めた結びつきが、私にインパクトを与えたんだと思います。

私は家族とか血縁とかそういうものに対して極めて懐疑的ですが、でも、結びつきがあるのは良いことだと思います。たとえ苦しく、耐え難い状況があったとしても、1人じゃない、それだけで救われることはあると信じています。孤独なんてろくなもんじゃない。

岡田将生氏、いいですねぇ。映画によって全然表情が違う。「謝罪の王様」で「ぱしかに」とか言ってた人と同一人物とは思えません。素晴らしい。

但し、犯罪者に対して厳罰を与える展開、特に復讐には、全く同意できないし興味もありません。

映画:キサラギ

監督:佐藤祐市
評価:☆☆☆☆
カウント:38本@2013

多分3回目。さすがに新鮮味がないですが、いいんじゃないでしょうか。