著者:勝間 和代
評価:☆☆☆☆
カウント:74冊目@2012
私は勝間氏には何の興味も抱いていなかったので、これが初の勝間本。
なぜこの本を手に取ったかというと、結構いろんなところで褒められているのを目にしたから。確かに面白いです。勝間氏が有名人になったのがプロジェクトだった、という奇抜な発想からスタートして、失敗談や有名人になるメリット/デメリットを冷静に分析したり、有名人になる方法をビジネス的に考えて実践したりと、ビジネスパーソンであり、且つ、有名人になった勝間氏だからこそ書ける本になっています。
語り口は率直で、自分のありのままを素直に表現しようとしているのがよく分かる。彼女に、かなり好感を持ちました。
有名人になるかどうかは置いておいても、ビジネスの姿勢として、この本から学べるものは多いんじゃないかと考えます。
2012年6月28日木曜日
2012年6月26日火曜日
書籍:第3の案 成功者の選択
著者:スティーブン・R・コヴィー、ブレック・イングランド
評価:☆☆☆☆
カウント:73冊目@2012
「7つの習慣」の中で、win-winを中心に構成しなおしたような内容。自分を知り、相手を理解し、シナジーを起こすことで、より「Yes or No」ではない、第3の案が生まれてくる、という本。
確かにそうだよなぁと感じるところはいろいろある。私はあまり他人の意見を尊重できないので、反省しないとなぁ(すぐ忘れる)と思いました。
この分厚い本の殆どの部分は、「第3の案」の実例が占められている。それによって説得力が増すし、いろんな場面で「第3の案」という考え方が有効なんだと腑に落ちる。
…でも、分厚過ぎないか?
日本の作者が同じテーマで本を書いたら、間違いなくこの1割以下の厚さになると思う。
評価:☆☆☆☆
カウント:73冊目@2012
「7つの習慣」の中で、win-winを中心に構成しなおしたような内容。自分を知り、相手を理解し、シナジーを起こすことで、より「Yes or No」ではない、第3の案が生まれてくる、という本。
確かにそうだよなぁと感じるところはいろいろある。私はあまり他人の意見を尊重できないので、反省しないとなぁ(すぐ忘れる)と思いました。
この分厚い本の殆どの部分は、「第3の案」の実例が占められている。それによって説得力が増すし、いろんな場面で「第3の案」という考え方が有効なんだと腑に落ちる。
…でも、分厚過ぎないか?
日本の作者が同じテーマで本を書いたら、間違いなくこの1割以下の厚さになると思う。
2012年6月25日月曜日
雑感:生きている理由
賞与が支給されました。
クレジットカードの支払いやら税金の支払いやらを色々と計算してみると、ほぼ残りません。当初からの予想通りではあるものの、やはり目の前につきつけられると驚きを隠せません。金の支払いを目的に生きているような気持ちにすらなります。うーむ。
更に付け加えるなら、株価、下がり過ぎです。やっぱり、某株と某投信は早目に手放して損切りすべきでした。やはり、投資の才能は私にはない。最近始めたETFは当初の目論見どおりといったところです。
クレジットカードの支払いやら税金の支払いやらを色々と計算してみると、ほぼ残りません。当初からの予想通りではあるものの、やはり目の前につきつけられると驚きを隠せません。金の支払いを目的に生きているような気持ちにすらなります。うーむ。
更に付け加えるなら、株価、下がり過ぎです。やっぱり、某株と某投信は早目に手放して損切りすべきでした。やはり、投資の才能は私にはない。最近始めたETFは当初の目論見どおりといったところです。
2012年6月21日木曜日
映画:プリンセス・トヨトミ
監督:鈴木雅之
評価:☆☆
カウント:23本@2012
うーん。あれだけ面白い原作が、なぜここまで駄作になるんだ。ビックリだな。脚本に圧倒的な欠陥がある。
男性が大阪市民の約1/2、父親がなくなっている人間が約1/3だとすると、王女を守る人間は前市民(府民?)の1/6に過ぎない。つまり、5/6の人は市中にいるはずです。にもかかわらず、大阪の街から人っ子ひとりいなくなる演出は納得できません。何が大阪全停止だ。
評価:☆☆
カウント:23本@2012
うーん。あれだけ面白い原作が、なぜここまで駄作になるんだ。ビックリだな。脚本に圧倒的な欠陥がある。
男性が大阪市民の約1/2、父親がなくなっている人間が約1/3だとすると、王女を守る人間は前市民(府民?)の1/6に過ぎない。つまり、5/6の人は市中にいるはずです。にもかかわらず、大阪の街から人っ子ひとりいなくなる演出は納得できません。何が大阪全停止だ。
2012年6月19日火曜日
書籍:なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?
著者:田中裕輔
評価:☆☆☆☆1/2
カウント:72冊目@2012
マッキンゼーで8年間働いた著者の、マッキンゼー入社前から退職まで、どのように考え、また、行動したか、が順を追って書かれている。半生記といってもいいかもしれない(短すぎますが)。
コンサル出身者自身が(しかもマッキンゼー)具体的な実体験を記載した本って、ありそうでない。少なくとも、私はこれまで見たことがない。とても興味深かったです。
最年少でマネジャーまで登り詰めていることから、人生勝ちっぱなしなのかと思ったら、そうでもない。就職はBCG等の他のコンサルファームへの就職は失敗しているし、MBAも第1志望には落ちている。この辺りの失敗談も含めて、率直に記載されているのが、新鮮。もちろん、著者である田中さんが、あり得ないくらい優秀であることは間違いないです。
マッキンゼーの風土、いいなぁ。日々、自分がダメだと実感させられる環境に自分を置きたい。超羨ましいっす。
評価:☆☆☆☆1/2
カウント:72冊目@2012
マッキンゼーで8年間働いた著者の、マッキンゼー入社前から退職まで、どのように考え、また、行動したか、が順を追って書かれている。半生記といってもいいかもしれない(短すぎますが)。
コンサル出身者自身が(しかもマッキンゼー)具体的な実体験を記載した本って、ありそうでない。少なくとも、私はこれまで見たことがない。とても興味深かったです。
最年少でマネジャーまで登り詰めていることから、人生勝ちっぱなしなのかと思ったら、そうでもない。就職はBCG等の他のコンサルファームへの就職は失敗しているし、MBAも第1志望には落ちている。この辺りの失敗談も含めて、率直に記載されているのが、新鮮。もちろん、著者である田中さんが、あり得ないくらい優秀であることは間違いないです。
マッキンゼーの風土、いいなぁ。日々、自分がダメだと実感させられる環境に自分を置きたい。超羨ましいっす。
2012年6月14日木曜日
書籍:東京タワー
著者:江國香織
評価:☆☆☆☆
カウント:71冊目@2012
唐突に読みたくなって、何度目かの再読。
このストーリーにリアリティは感じない。透も耕治も、おそらくは女性的すぎる。男はもっと愚かでみっともない生き物だろうというのが私の認識です。
でも、好きなんだなぁ。何度も再読してしまう理由は、おそらくはキャラクタたちの女性的なあり方にあるんじゃないかと思う。彼らの持つ精神的な自由さを、きっと私は求めている。
評価:☆☆☆☆
カウント:71冊目@2012
唐突に読みたくなって、何度目かの再読。
このストーリーにリアリティは感じない。透も耕治も、おそらくは女性的すぎる。男はもっと愚かでみっともない生き物だろうというのが私の認識です。
でも、好きなんだなぁ。何度も再読してしまう理由は、おそらくはキャラクタたちの女性的なあり方にあるんじゃないかと思う。彼らの持つ精神的な自由さを、きっと私は求めている。
書籍:ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
著者:高田貴久
評価:☆☆☆☆☆
カウント:70冊目@2012
いわゆる「プレゼン技術」ではない。
論理思考力、仮説検証力、会議設定力、資料作成力に分けて説明がなされているので、深い部分で「相手に説得的な提案を行う」ための手法が描かれている。具体的には、MECEな考え方、目的や論点の重要性や考え方、会議の設定方法、スライドの作り方、みたいなところでしょうか。
そんなに厚くない本であるにも関わらず、幅広いテーマをスッキリと纏めており、かなりクオリティは高い。実例も(日本のこの手の本の中では)豊富なので、具体的でわかりやすい。
パワポのストーリー構成を、シチュエーション毎に分けて分析した本は、私は初めて見ました。
あっさりと描かれてはいるけれど、これは実践するのはかなり難しいな。だからこそコンサルの人たちが飯を食えるわけですが。実践できるまで、何度も再読したくなる本。
評価:☆☆☆☆☆
カウント:70冊目@2012
いわゆる「プレゼン技術」ではない。
論理思考力、仮説検証力、会議設定力、資料作成力に分けて説明がなされているので、深い部分で「相手に説得的な提案を行う」ための手法が描かれている。具体的には、MECEな考え方、目的や論点の重要性や考え方、会議の設定方法、スライドの作り方、みたいなところでしょうか。
そんなに厚くない本であるにも関わらず、幅広いテーマをスッキリと纏めており、かなりクオリティは高い。実例も(日本のこの手の本の中では)豊富なので、具体的でわかりやすい。
パワポのストーリー構成を、シチュエーション毎に分けて分析した本は、私は初めて見ました。
あっさりと描かれてはいるけれど、これは実践するのはかなり難しいな。だからこそコンサルの人たちが飯を食えるわけですが。実践できるまで、何度も再読したくなる本。
2012年6月13日水曜日
雑感:お金の価値
リーガル・ハイが熱いです。
堺雅人さん演じる古美門のああいうキャラクタってものすごく好きなんですよね。圧倒的に「デキる」男であり、詭弁を弄し、更に、その奥に熱い感情を持っている。うらやましいです。ああいう人間になりたい。
どの話もすごく面白いですが、特に、前回の子役VSステージママ、今回から始まった公害訴訟は最高です。前回、「必ず勝とう」と静かに言う古美門さんに絶叫しました。今回の、老人たち相手に早口で馴れ合いを断じる古美門さんにもメロメロです。こういう、熱いドラマを私は待っていました。
堺雅人さん、上手ですよね。昨日の演説を絶叫気味に早口でまくし立てる姿は、もう古美門というキャラクタが乗り移っているとしか思えませんでした。私の中では、「新選組!」の山南さん、「篤姫」での家定に続く大ヒットです。
このドラマは、きっと続編が作られるでしょうね。ていうか、絶対作って(笑)
堺雅人さん演じる古美門のああいうキャラクタってものすごく好きなんですよね。圧倒的に「デキる」男であり、詭弁を弄し、更に、その奥に熱い感情を持っている。うらやましいです。ああいう人間になりたい。
どの話もすごく面白いですが、特に、前回の子役VSステージママ、今回から始まった公害訴訟は最高です。前回、「必ず勝とう」と静かに言う古美門さんに絶叫しました。今回の、老人たち相手に早口で馴れ合いを断じる古美門さんにもメロメロです。こういう、熱いドラマを私は待っていました。
堺雅人さん、上手ですよね。昨日の演説を絶叫気味に早口でまくし立てる姿は、もう古美門というキャラクタが乗り移っているとしか思えませんでした。私の中では、「新選組!」の山南さん、「篤姫」での家定に続く大ヒットです。
このドラマは、きっと続編が作られるでしょうね。ていうか、絶対作って(笑)
2012年6月11日月曜日
書籍:ワイルド・ソウル〈下〉
著者:垣根涼介
評価:☆☆☆☆
カウント:69冊目@2012
ブラジル棄民による復讐及びその後の経過が、実行者側であるケイ及び松尾と、マスコミである貴子との視点を中心に描かれている。
外務省襲撃らへんの中盤の盛り上がりをピークに、その後のストーリーや描写があっさりしていて緩急があまりないような印象は受けます。特に、終盤はグダグダ感すら感じる(松尾の物語の最後はちょっと緊迫感があるけれど)。しかしながら、その辺りの「詰めの甘さ」は「日本人らしさ」を表現しているのかもしれない。なんとなく、わからないでもない。
ラストは、私の好みから判断すると甘すぎる。一方で、対象がブラジル棄民だけに、これでいいか、という思いもある。そんな過酷な運命ばかり背負わせてもねぇ。
あまり本質的ではない話。
この本の中で「遺憾」を「謝罪」として扱っていますが、私の理解では、「遺憾」は「残念だ」と言っているだけであって謝罪ではないだろうと思います。
評価:☆☆☆☆
カウント:69冊目@2012
ブラジル棄民による復讐及びその後の経過が、実行者側であるケイ及び松尾と、マスコミである貴子との視点を中心に描かれている。
外務省襲撃らへんの中盤の盛り上がりをピークに、その後のストーリーや描写があっさりしていて緩急があまりないような印象は受けます。特に、終盤はグダグダ感すら感じる(松尾の物語の最後はちょっと緊迫感があるけれど)。しかしながら、その辺りの「詰めの甘さ」は「日本人らしさ」を表現しているのかもしれない。なんとなく、わからないでもない。
ラストは、私の好みから判断すると甘すぎる。一方で、対象がブラジル棄民だけに、これでいいか、という思いもある。そんな過酷な運命ばかり背負わせてもねぇ。
あまり本質的ではない話。
この本の中で「遺憾」を「謝罪」として扱っていますが、私の理解では、「遺憾」は「残念だ」と言っているだけであって謝罪ではないだろうと思います。
書籍:ワイルド・ソウル〈上〉
著者:垣根涼介
評価:☆☆☆☆
カウント:68冊目@2012
日本政府を信じた為にブラジルへと渡った移民たちがその復讐を果たそうとする話。1960年代のブラジルから現代(1990年代?)へ至る年月が描かれている。
物語が棄民に係る悲惨なところからスタートするので、そこからズルズルと引きずられてしまい、読むのを止められなくなってしまいました。
恥ずかしいことに私は、たった50年前までブラジル移民(棄民)政策が行われていたなんて知りませんでした(100年くらい前の話かと思っていました)。そして、余りにもその実態が悲惨。明らかに国家的詐欺です。こういう人達に謝罪(賠償)するために、私は税金を納めているんだと思う。是非、国には過去の過ちを認めてもらいたい。
小泉元首相って、ドミニカ移民訴訟で和解&謝罪していたんですね。ライ病訴訟での和解は知っていましたが、こちらは知りませんでした。何にせよ、小泉首相はもっと評価されるべきだと思う(謝るのは当然のことなんだけどね)。
国なんて信じちゃダメだよね。自分のアタマで考えよう。思考停止に陥りがちな自分をもっと反省しよう。うん。
評価:☆☆☆☆
カウント:68冊目@2012
日本政府を信じた為にブラジルへと渡った移民たちがその復讐を果たそうとする話。1960年代のブラジルから現代(1990年代?)へ至る年月が描かれている。
物語が棄民に係る悲惨なところからスタートするので、そこからズルズルと引きずられてしまい、読むのを止められなくなってしまいました。
恥ずかしいことに私は、たった50年前までブラジル移民(棄民)政策が行われていたなんて知りませんでした(100年くらい前の話かと思っていました)。そして、余りにもその実態が悲惨。明らかに国家的詐欺です。こういう人達に謝罪(賠償)するために、私は税金を納めているんだと思う。是非、国には過去の過ちを認めてもらいたい。
小泉元首相って、ドミニカ移民訴訟で和解&謝罪していたんですね。ライ病訴訟での和解は知っていましたが、こちらは知りませんでした。何にせよ、小泉首相はもっと評価されるべきだと思う(謝るのは当然のことなんだけどね)。
国なんて信じちゃダメだよね。自分のアタマで考えよう。思考停止に陥りがちな自分をもっと反省しよう。うん。
2012年6月4日月曜日
書籍:オリンパス症候群 自壊する「日本型」株式会社
著者:チームFACTA
評価:☆☆
カウント:67冊目@2012
オリンパス事件の背景を追うべく、オリンパスの社内の状況に触れるのは勿論のこと、バブル前からの社会状況や金融政策、マスコミの姿勢等を幅広く網羅している。基本的には、その裏には「ウチ」を優先させる日本人のあり方がある、と主張している。オリンパス事件を含む日本の現状の背景を幅広く分析しようとするこの本の姿勢は優れた姿勢だと思う。
私も、「ウチ」と「ソト」との問題が、オリンパスや山一證券等の各種企業スキャンダルを産んでいると思う。マスコミの知識不足も経済界との癒着もヒドい。オリンパス事件をずっとマトモに報道しなかった事実は論外だと、私も思う。行政のベースにある事なかれ主義や知識不足で政策を作る姿勢等もあり得ない。
しかしながら、この本はマスターベーションにしか見えない。「記者魂」みたいなものに酔っている。読んでいて吐き気を催しました。
・誰に向けて書いているのかわからない。もし、社会一般に向けて書いているのであれば、もっと金融や政策について噛み砕いて説明すべきだし(口語体を使っても、内容が説明されていなければ理解できません)、もしある程度専門家に向けて書いているのであれば、もっとテーマごとに問題点を絞って議論/批判すべき。
・事実の提示があまりにも甘い(おそらく、筆者自身は事実を十二分に掴んでいるのだろうと思うが、読者には不十分にしか提示されていない)。分析も乏しい。単なる自己主張に見える。まず事実を提示し、それに対して分析するとともに、論拠を示しながら批判すべきだと考える。
・難しい内容を、口語体で「~なんだ」と適当な説明しか与えずに「~だよね」と結論を断定してくるのがキモチワルイ。よくわからない読者たちに、自分たちの主張を上から押し付けているような傲慢さを感じる。
・自分たちの過去の成果等を事細かに主張してくる辺りがヤダ。
せっかく、過去20年以上を総決算する良いテーマを扱っているのに、全てが台無し。もっとちゃんと書いてほしい。本当に、この本は勿体ない。
FACTAの、体制と戦う姿勢は買います。戦うために、辛辣な言葉を武器として使う必要も認めます。しかしながら、戦っている事実や自分に酔ってはダメです。報道は、事実や分析を「読者に向けて伝える」ことです。「伝える」努力をしなければ、単なるマスターベーションになってしまいます。勿体ないです。
評価:☆☆
カウント:67冊目@2012
オリンパス事件の背景を追うべく、オリンパスの社内の状況に触れるのは勿論のこと、バブル前からの社会状況や金融政策、マスコミの姿勢等を幅広く網羅している。基本的には、その裏には「ウチ」を優先させる日本人のあり方がある、と主張している。オリンパス事件を含む日本の現状の背景を幅広く分析しようとするこの本の姿勢は優れた姿勢だと思う。
私も、「ウチ」と「ソト」との問題が、オリンパスや山一證券等の各種企業スキャンダルを産んでいると思う。マスコミの知識不足も経済界との癒着もヒドい。オリンパス事件をずっとマトモに報道しなかった事実は論外だと、私も思う。行政のベースにある事なかれ主義や知識不足で政策を作る姿勢等もあり得ない。
しかしながら、この本はマスターベーションにしか見えない。「記者魂」みたいなものに酔っている。読んでいて吐き気を催しました。
・誰に向けて書いているのかわからない。もし、社会一般に向けて書いているのであれば、もっと金融や政策について噛み砕いて説明すべきだし(口語体を使っても、内容が説明されていなければ理解できません)、もしある程度専門家に向けて書いているのであれば、もっとテーマごとに問題点を絞って議論/批判すべき。
・事実の提示があまりにも甘い(おそらく、筆者自身は事実を十二分に掴んでいるのだろうと思うが、読者には不十分にしか提示されていない)。分析も乏しい。単なる自己主張に見える。まず事実を提示し、それに対して分析するとともに、論拠を示しながら批判すべきだと考える。
・難しい内容を、口語体で「~なんだ」と適当な説明しか与えずに「~だよね」と結論を断定してくるのがキモチワルイ。よくわからない読者たちに、自分たちの主張を上から押し付けているような傲慢さを感じる。
・自分たちの過去の成果等を事細かに主張してくる辺りがヤダ。
せっかく、過去20年以上を総決算する良いテーマを扱っているのに、全てが台無し。もっとちゃんと書いてほしい。本当に、この本は勿体ない。
FACTAの、体制と戦う姿勢は買います。戦うために、辛辣な言葉を武器として使う必要も認めます。しかしながら、戦っている事実や自分に酔ってはダメです。報道は、事実や分析を「読者に向けて伝える」ことです。「伝える」努力をしなければ、単なるマスターベーションになってしまいます。勿体ないです。
書籍:人間交際術 (智恵の贈り物)
著者:アドルフ F.V.クニッゲ
訳者:服部千佳子
評価:☆☆☆
カウント:66冊目@2012
生きていく上での知恵や姿勢をまとめた本。この手の本は日本でも山ほど出版されているので、わざわざ翻訳してまで日本で出版する必要性があるのか?と不思議に感じます。
ドイツ人だろうが日本人だろうが、現代だろうが200年前だろうが、人間関係での悩みや解決法にそんなに大きな差がないんだなってことがよくわかります。人間は普遍的存在だ。
こういう本を読むと、私は「アドバイスを受ける側」としてではなく、ついアドバイスで「こういう人に注意しなさい」と言われる注意人物側の視点で(自分が注意人物になっていないか?)読んでしまいます。
訳者:服部千佳子
評価:☆☆☆
カウント:66冊目@2012
生きていく上での知恵や姿勢をまとめた本。この手の本は日本でも山ほど出版されているので、わざわざ翻訳してまで日本で出版する必要性があるのか?と不思議に感じます。
ドイツ人だろうが日本人だろうが、現代だろうが200年前だろうが、人間関係での悩みや解決法にそんなに大きな差がないんだなってことがよくわかります。人間は普遍的存在だ。
こういう本を読むと、私は「アドバイスを受ける側」としてではなく、ついアドバイスで「こういう人に注意しなさい」と言われる注意人物側の視点で(自分が注意人物になっていないか?)読んでしまいます。
2012年6月1日金曜日
書籍:1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編
著者:村上春樹
評価:☆☆☆☆☆
カウント:65冊目@2012
随分と忘れているなぁ。
でも、天吾くんも青豆さんも殆ど動きがないのに、最後まで物語をガチっと進めてしまうのは本当に凄い。牛河さんすら、下巻になるとあまり動きませんからね。私が作者だったら、ストーリーを進めるために、つい動かしてしまいたくなりそう。
「内にこもって考える」っていうのは、村上さんの小説によく出てくるモチーフの1つだと思う。「ねじまき鳥」の井戸の中とか、「ダンスダンスダンス」の序盤とか、「海辺のカフカ」の山の中のカフカくんとか。ちゃんと考えるためには閉じこもる必要がある。
アウトローである青豆さんやタマルさんと、牛河さんとの違いはどこにあるんだろう。自分を癒そうとしようとするかどうか、かなぁ。
評価:☆☆☆☆☆
カウント:65冊目@2012
随分と忘れているなぁ。
でも、天吾くんも青豆さんも殆ど動きがないのに、最後まで物語をガチっと進めてしまうのは本当に凄い。牛河さんすら、下巻になるとあまり動きませんからね。私が作者だったら、ストーリーを進めるために、つい動かしてしまいたくなりそう。
「内にこもって考える」っていうのは、村上さんの小説によく出てくるモチーフの1つだと思う。「ねじまき鳥」の井戸の中とか、「ダンスダンスダンス」の序盤とか、「海辺のカフカ」の山の中のカフカくんとか。ちゃんと考えるためには閉じこもる必要がある。
アウトローである青豆さんやタマルさんと、牛河さんとの違いはどこにあるんだろう。自分を癒そうとしようとするかどうか、かなぁ。
登録:
投稿 (Atom)