2009年11月7日土曜日

書籍:海辺のカフカ(下)

著者:村上春樹
評価:☆☆☆☆☆☆
カウント:97冊目@2009

良い。なんつーか。良い。孤独と回復。私も、田村カフカくんのようにタフになりたいし、そして、大島さんのように、彼を守りたいし救いたい。

 僕はうなずく。「混乱して途方にくれている」
「自分が相手に対して感じているような強い純粋な気持ちを、相手もやはり君に対して抱いているかどうか、それが君にはわからない」と大島さんは言う。
 僕は首を振る。「そのことについて考えはじめるとすごく苦しくなる」
(中略)
「君が感じている気持ちは僕にもよくわかる」と大島さんは言う。「にもかかわらず、それはやはり君が自分で考えて、自分で判断しなくてはならないことだ。誰も君のかわりに考えてあげることはできない。恋をするというのは要するにそういうことなんだ、田村カフカくん。息をのむような素晴らしい思いをするのも君ひとりなら、深い闇の中で行き惑うのも君ひとりだ。君は自分の身体と心とでそれに耐えなくてはならない」(P268)
なかなかきついですけれども。

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