著者:レイモンド・チャンドラー
訳者:村上春樹
評価:☆☆☆☆
カウント:112冊目@2010
正直なところ、ちょっと筋がわかりにくいし、フィリップ・マーロウの描き方もあんまりクールじゃない(ハードボイルドじゃない)のでちょっとなぁとは思う。メイヴィス・ウェルドにフィリップ・マーロウが肩入れした理由もよくわからない。
でも、そうは言っても村上さんがあとがきで書いているようにオーファメイ・クエストはユニークで面白いキャラクターだし(日本ではないだろうな)、物語をひっくり返していく感じは読んでいて「お、そうきたか」とぐいぐい引きつけられる魅力がある。
あとがきを読む限りはチャンドラーも自覚しているようだけれども、映画産業に対する批判的な視点は、なかなかに読んでいて興味深い。
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