2010年12月18日土曜日

書籍:モルフェウスの領域

著者:海堂尊
評価:☆☆☆☆
カウント:115冊目@2010

海堂さんの本は論理のぶつけあいみたいなのが一番好きなので、そういった意味ではちょっと物足りない。「スリーパーをひとりぼっちにしてはならない」というのは、シンプルにしてなかなかに面白い論理破綻だけれども、よくある視点ではあるので、ステルス・シンイチロウであれば、この程度のことを考えてないとも思いにくいような気もしないでもない。

相変わらず、医療やそれに関連する領域に関して様々な問題提起していく姿は見ていて気持ちがよい。そして、やはりこういう問題を個人的な形にして具現化して提示できるのが物語の強いところだなぁと思うわけで。新聞を読んでいても、想像力の乏しい私にはなかなかここまでは考えが及びません。

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