著者:湊かなえ
評価:☆☆☆
カウント:3冊目@2015年
ドラマがものすごく良い出来だったので原作も読んでみました。
湊かなえ氏の「告白」と同様に登場人物たちの自分語りで物語が構成されています。「スカイローズガーデン」で起きた殺人事件に関するミステリーであり、殺人現場に居合わせた4人の人物たちがそれまでの出来事を語ります。
とてもドラマの印象が強かったので、どうしても比べてしまうわけですが。かなり落ちますね。何より、説明過小。杉下と成瀬の関係性、2人が関係を強めることになった火事等についての描写が随分と薄い。そして、安藤の仲間はずれ感が強すぎる。あれだけ関係性が弱ければ、チェーン云々という話にはならないように思う。西崎についてはドラマよりも厚く描写されているけれど、それがまたなんともアンバランスというか、違和感を感じさせるというか。
発生事実等は殆どドラマと同じであるにもかかわらず、ドラマの方が、物語に圧倒的に説得力がありました(ツッコミどころはそれなりにあったけど)。ドラマの出来の良さを再認識させられる原作でした。
湊かなえ氏の原作にしては、不快な人物描写が少なかったのは良かったです。
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