著者:江國香織
評価:☆☆☆☆
カウント:10冊目@2013
雛子さんを中心とする物語、雛子さんの隣人である老夫婦を中心とする物語、正直/誠兄弟を中心とする物語、カナダで暮らすなつきを中心とする物語、の4つが並行して進んでいく。それぞれがどのような関係にあるのかは少しずつ解き明かされていきます。
それぞれの物語に対して、いろんなピースが出てくるので、サスペンス的な謎解きの面白さがあり、ついついページを繰ってしまう。そして、新たなピースが投げられてくるのに、本の残りページ数はどんどん減っていく。え?どうなるの?と思っていたら、最後は投げっぱなし。読了後の私の感想は「ここで終わり?マジで?」。
あの放り方は理不尽にすら思えますが、そう思った時点で江國さんの勝ちなんでしょうね。読み終わった後も、あの世界観がどうしても心に残ってしまいます。
最近、江國さんは色々と攻めてきますねぇ。これだから、彼女の本は読むのをやめられません。伊坂幸太郎的に、ピタッとパズルのピースが揃う感じが好きな人には薦められませんが、なかなか面白いです。いいんじゃないでしょうか。
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