2013年2月19日火曜日

書籍:Think Simple -アップルを生み出す熱狂的哲学(Kindle)

著者:ケン・シーガル
訳者:高橋則明
評価:☆☆☆☆1/2
カウント:8冊目@2013

アップルの広告代理店において、スティーブ・ジョブズと働いていた著者による本。「シンプル」であることがアップルの提供する1つの価値であり、他の企業が真似できないものである、と主張しています。著者がデルやインテル(いわゆる、普通の大企業)と共に働いた経験と、ジョブズと働いた経験とを効果的に比較しているので、かなり説得力があります。

私自身、これまでいくつかの組織で働いてきましたが、「シンプルにする」ってすごく難しいんですよね。会議を何度も重ね、いろんな承認を取り、と繰り返しているうちに、元あったコンセプトが少しずつ台無しにされていく経験を、私もこれまで何度も体験してきました。「それ、いいじゃん!」を大事にできるかどうか、その仕組があるかどうか、がアップルと他の会社との違いなんだと思います(この本を読んだ私の解釈)。
複雑さってリスク回避の代物ですからね。なかなか、経営者自身が腹をくくって、更にその企業文化が根付かない限り、製品面でも組織面でも、「シンプルさ」を追求するのは難しいと思います。

「Think Different」や「パソコンです。マックです」といった、数々のアップルによるキャンペーンの裏側における数々のエピソードは、かなり面白いです。

この本の教訓。一般人/普通の組織に、シンプルなんて追求できない(笑)

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