著者:平野啓一郎
評価:☆☆☆☆
カウント:88冊目@2009
全体的に、習作的/実験的な作品が多い短編集。作品によってトーンが全然違う。
「慈善」のどっかおかしみのあるリアルな世界を切りとったものもあれば、「フェカンにて」のような私小説的なもの、「モノクロウムの街と四人の女」のファンタジー/シニカル路線、「やがて光源のない澄んだ乱反射の表で…/『TSUNAMI』のための32点の絵のない挿絵」の少しずらしたリアリティ。
ただ、トーンが違いすぎてちょっと物語に入っていくのに時間がかかるし、実験的なものは相当ぶっ飛んでるので、ちょっと...という印象も否めない。
でも、平野さんの能力の高さは滲み出てます。
0 件のコメント:
コメントを投稿