監督:トラン・アン・ユン
評価:☆
公式サイト
カウント:3本@2011
原作を何十回も読んでいるので、完全に頭にイメージが出来上がっているところ、こんな風に見せられると本当に困る。そもそもあの小説を映画化しようとしたこと自体が間違っていると思う。
とにかく、キャストが全員ミスキャスト。特に女性陣はひどすぎるし、キャラクタも控えめすぎる。ミドリやレイコさんはもっと生命感を出しても良かったと思うのだけれども。そして、全員泣きすぎるし、直子は怒りすぎる。何より、直子が綺麗じゃない。
性描写も甘い。結構過激な台詞が多い分だけ、映像面の弱さが際立ってしまっている。ブラジャーしながらセックスするなんて。映像で見せられないなら、それに合わせて台詞ももう少し抑えればよかったと思うのだけれど。
映像とか音楽とかの組合せ方、シーンの重ね方、物語の省略の仕方はあまり見たことがないユニークなものがあると思う。しかし、音楽がとにかく煩い。音量が大きすぎるし、演出も劇的過ぎる。
映画の描き方として、女性陣が其々に難しい人生を生きていて、彼女たちの中でワタナベくんが右往左往する特に特徴のないキャラクタ、という配置なので、それはちょっと新鮮に感じました。でも、あの描き方だと、ワタナベくんが本当に直子に惹かれていたのか、ミドリになぜ惹かれることになったのか、レイコさんとなぜ寝たのかみたいなところが全て説得力に欠ける。それを考えると、あの小説は良くできてるんだなぁと逆に感心したり。
うーむ。
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