著者:万城目学
評価:☆☆☆☆☆
カウント:31冊目@2011
私の出身地である滋賀県が舞台ということで。
城に住んだりとか、真っ赤な制服を着ていたりとか、そういうユニークな設定から物語の世界へと引き込んでいき、最後までグイグイと引っ張っていく。それぞれに個性的な登場人物や「力」の存在、龍の登場など、次々に現れる不思議な展開の中で、その物語が、力を持ちながらもあくまで普通な視点の主人公の語りとして描かれることで、ちょうどよく中和されて読みやすい。
いろいろと伏線を張っていたのがある程度うまく噛み合っているのは認めるし、一種のミステリー的要素となっている。しかしながら、最後に種明かしが集中する展開は、一部伊坂作品と同様、ちょっと認めがたい。謎解きは少しずつ。
0 件のコメント:
コメントを投稿