著者:青山七恵
評価:☆☆☆
カウント:33冊目@2011
違和感を少し感じさせつつ、淡々と物語を進めて最後に何かしらの重みを残す、そんな小説。刺されたりとか貢がされたりとか、そういった恋愛を積み重ねるので重みがでそうだけれども、一方で主人公はほぼ何も考えずに流されるタイプなので、視点が淡泊。その組み合わせが微妙なバランスを保っているんだと思う。
そうは言いながら、もうちょっと違和感を強く描いた方が好みだし、姉たちの存在の不気味さがもう少し前に出てきても良かったのではないかと思う。読み終わって「結局なんだったんだ?」と感じてしまう。
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