2011年8月21日日曜日

映画:その街の子供 劇場版

監督:井上剛
評価:☆☆☆☆1/2
カウント:20本@2011

震災後、神戸を離れて久々に返ってきた2人(森山&佐藤)の深夜のお散歩。ほぼ2人芝居でありながら、全く飽きさせない。震災で傷つき、でも日常と折り合いをつけながら、でもやっぱり割り切れない感情を抱いた人間像をうまく立ち上げている。何より、セリフ間の取り方が絶妙で、2人がそれぞれ抱える心の蟠りを、見ている人間に訴えてくる。
こういうストーリーだと得てして綺麗ごとで終わらせがちなところ、逆ナンとか、最後まで公平に鞄持ちしようとする森山とか、そういったリアルな人間性を描くあたりが、さすが渡辺あや。(詳細は省きますが)「無理です」と断る森山にはグッときました。
森山の役はかなり難しいと思うんだけどな。すごい。

設定の詰めが甘く、気になる部分はいくつがある。でも、そういう問題じゃない。心に残る秀作。

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