2013年9月25日水曜日

映画:そして父になる

監督:是枝裕和
評価:☆☆☆☆☆
カウント:31本@2013
公式サイト

6歳になる子供の取り違えが発覚した2つの家族の物語。子供に対し、冷静な立場で子供に対して接する福山雅治氏演じる父親が、取り違えという事件を通じて子供と向き合っていくことになります。

私は子供を持っていないので、父親としての視点はイマイチわからないのだけれど、子供に対して客観的な立場になってしまう福山雅治氏の気持ちは理解できます。自分もそうなりそう。

親と子をつなぐのは血なのか時間なのか。それとも自覚なのか。難しい問題です。長く一緒にいると情が移り、一方で客観的には血が重要なんじゃないかと考えてしまう、というのが、この物語での福山雅治氏と尾野真千子氏の立場の違いなのでしょう。
そして、6歳ってちゃんと自我があるわけで、そういう存在と父親として向き合うのって結構難しいですよね。やはり、小さいうちから子どもと向き合っていくのが大事な気がする。

福山雅治氏の新しい表情が見られます。正直、かなり感じ悪い。その感じ悪いキャラクタと、子どもたちの見せる素直な表情とがキレイに対称を成しているのがいいですね。

母親と子供の関係、及び父親と子供の関係の対称性もキレイに浮かび上がらせます。この映画を見ると、父親って弱いなぁとすごく感じさせます。悲しい。でも、状況を最終的にコントロールする力を持っているのも父親だったりするわけで、その辺りも父親としての難しさを感じさせますねぇ。

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