著者:伊坂幸太郎
評価:☆☆☆☆☆
カウント:52冊目@2013
文庫化(Kindle化)に伴う再読。東北新幹線「はやて」に乗り合わせた殺し屋たちのお話です。
はやてという密室の中で展開される制約の強い物語でありながら、登場人物が極めて多く、かなり複雑に入り乱れたストーリーですが、物語はキレイに進んでいきます。絶体絶命と思われるシチュエーションが思わぬ展開で解決を見たり、或いは思わぬ展開で人が死んだりと、読んでいて飽きさせません。こういう密室で絶望的に見えるシチュエーションで進む物語って、ワクワクしますよね。
登場人物たちがかなりうまく書き分けられており、どの人物も活き活きと頭に思い浮かべることができます。私の好みを言えば、蜜柑と檸檬の果物コンビ(特に檸檬)は好きですねぇ。天道虫こと七尾氏も捨てがたいです。
殺し屋たちの物語なので当然かもしれませんが、大量に人が死にます。その中には私の好きなキャラクタも勿論いるわけで、死ぬときには結構寂しい気持ちになりますね。
謎解き要素の強い伊坂作品の中でも、かなりうまく謎を散りばめ、それらを回収している作品の1つだと思います。好きです。
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