2013年11月23日土曜日

書籍:グラスホッパー(Kindle)

著者:伊坂幸太郎
評価:☆☆☆☆
カウント:53冊目@2013

殺し屋たちを巡るお話。同じく殺し屋達が描かれたマリアビートルは本作の続編に相当します(世界観や一部の登場人物が共通しているだけなので、マリアビートルは独立して成立しているお話ですが)。

異なる3人の視点で物語が進み、伏線が順番にキレイに回収されていく点は、「マリアビートル」と共通しています。しかしながら、「マリアビートル」に比べると、登場人物たちの魅力、物語のドライブ性に関してはちょっと劣りますかね。「マリアビートル」の方が後に書かれたものなので当然なのですが。

物語の中心となっているのは鯨だと思うのですが、自殺を迫ったり幻が見えたりと、どうにも彼は暗い。そのせいで物語全体のトーンが重いですね。一方、槿はその飄々とした姿が好きなのですが、彼視点で物語が進まないのは残念。その他、岩西、比与子も面白いんですけどね。うーむ。

この本、私は一度読んだことがあるはずなのですが、全く覚えてませんでした。「ああ、そういえばこんな展開だったな」みたいなことも全くありません。なんでこんなことが起こりえるんだろう。記憶力悪すぎ。

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