2010年5月1日土曜日

書籍:きつねのはなし

著者:森見登美彦
評価:☆☆☆
カウント:36冊目@2010

芳蓮堂という骨董屋が出てきたり、1人称で描かれたりという共通項はありつつも、異なる4つの物語。それぞれで文章のテイストがそれぞれ分かれていたり、描こうとする世界観の不気味さやおかしみみたいなものに違いがあるのが面白い。

結構それなりに面白いのだけれど。全体を通して、いまいち物語に入り込めず。
「果実の中の籠」は、この4篇の中では最もリアリスティックな物語なので、そこが物足りないとも言えるけれど、わかりやすく、そして感情移入しやすい。「魔」は、物語の構成を見直せばもっと面白くなると思うんだけれど、流れがわかりにくかったりとか、説明不足の部分があったりするのとかが、読み手に戸惑いを与えているように感じる。

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