著者:海堂尊
評価:☆☆☆☆1/2
カウント:26冊目@2011
これはなかなか、相当に風呂敷を広げましたね。
海堂さんの小説は、元々は「チーム・バチスタ」でAIにスポットライトを当てると共に、少し官僚の硬直的な態勢や病院内の政治力みたいなものが周辺で描かれる、というスタンスだったように思います。それがこの「ナニワ・モンスター」では、道州制やら地方分権やら検察やら、そういったところまでテーマが広がってきている。でも、AIから話を深堀していくと、ここまで広がっていくというのは、この物語を読めば確かに納得できる。いろいろと繋がっていて面白い。
鳥インフルエンザやら大阪地検の取調べやら、道州制やらカジノ構想やら、時事ネタをちりばめる辺りの手法は最近の海堂さんにお馴染み。結構楽しみました。
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