監督:是枝裕和
☆☆☆☆☆☆
どこにでもありそうな(少なくとも私にはそう思える)帰省のひとコマを、
本当に普通に描いているように見える。
親子や親戚同士の毒のある会話、お互いの違和感、どことなく漂うぎこちなさ。
部屋越しに聞こえてくる会話、ローカルな懐かしい手料理、古い家。
特別なあざとい演出はないけれど、そういったことが、実はすごく貴重な特別なことなんだと、見終わると実感できる。
漂う死。家族は死を引き継ぐためにいるのかもしれない、と思ったりするわけで。
物珍しそうに振舞う夏川の子供が(派手じゃないのに)いきいきと描かれていて、それもいい。
「歩いても 歩いても」というほんわかとしたタイトルに毒が込められていて、それもいい。
いや。いい。
0 件のコメント:
コメントを投稿