作者:F・スコット・フィッツジェラルド
評価:☆☆☆☆☆
amazon
滋養のある小説。人生の浮き沈みというか、ピークを迎えてその後少しずつ歯車が狂っていく様というか、そういう状況が重みを持って感じられる。悲劇的な結末を迎えるわけだけれども、決して悲しいわけではなく、そこにあるべき帰結として受け止めることができる。長いスパンでの人間の移ろいみたいなのを考えさせられます。心理描写の分析もかなり的を射ていて、視点として非常に面白い。思い当たるふしが色々。
当初のローズマリーの視点からディック・ダイヴァーの視点へ移ったときはかなり戸惑いましたが、でもそれはそれでいいような気もする。ディック・ダイヴァーが物語の主体になってからは、感情移入も進み、楽しみながら読み進めることができました。
0 件のコメント:
コメントを投稿