2009年5月7日木曜日

書籍:1984年

著者:ジョージ・オーウェル
訳者:新庄哲夫
評価:☆☆☆☆☆☆
カウント:57冊目@2009

最低でもここ1年くらいではBest1。超面白い。

非常に政治的な内容で、権力(特に全体主義)を痛烈に皮肉っているわけだけれど、権力の存在するところには多かれ少なかれ同じ状況が現在も続いているわけで、1948年作とは思えない今日性を保っている。自分の日頃の行動にも、思い当たる節がいっぱいあって、なんとかしないといけないなぁ、と。

そして、そういった非常に政治的な内容でありながら、SF的エンターテインメント性を損なわず、とても面白い。ニュースピークを始めとする様々な言葉やテレスクリーン等のSF用ツールを取り入れることにより、(そういった存在の不気味さ、恐ろしさに加えて)独自の世界観を出して小説としての面白さがぐっと増している。扱ってる内容も決して簡単なものではないと思うけれど、世界観との統合性をうまく持たせているせいか、もしくは説明がうまいのか、非常にわかりやすく、説得力がある。

愚鈍は知性と同じように不可欠なものであり、またそれを身につけるのは容易なことではなかった。(P365)
私は結構容易に身につけちゃったり?

それにしても不気味で怖い。今、5/7 AM3:23なんですが、奇妙な興奮で全く眠れないじゃないか。

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