著者:村上春樹
評価:☆☆☆☆
カウント:93冊目@2012
村上春樹のインタビュー集。文庫化に伴う再読。インタビュー毎に、短篇に重きを置いていたりランニングとの関係に重きを置いていたりするので、いろんな視点で語られているのが面白い。
村上さんが自身で書いたエッセイでも、自作やその他生活について色々書いているけれど、村上さん以外の人が訊きたいことに対する村上さんの答えが聞けるってのがこの本の良さ。例えば、スプートニクの恋人、アンダーグラウンド、神の子どもたちはみな踊る、アフターダーク等、様々な作品に対する、村上さんの中での位置づけみたいなものはエッセイなんかからでもちょくちょく語られているんだけど、もう少しつっこんだ、各キャラクタに対する村上さんの感情とか、各作品に対してインタビュアーが抱いた感想に対する村上さんの考え方とか、そういうものって、どうしてもインタビューという2者対立構造じゃないとわからないですよね。
この本を読んでいると、インタビュアーたちが村上作品を読み込んでいるなぁと感心しますが、それ以上に、私にはとても言語化できないような概念をスラスラと(?)村上さんが話していることに、私は驚愕を覚えます(笑)
村上春樹のちゃんとしたインタビューなんて数年に1つくらいしか見かけないので、こんなに纏めて読めるってのは超貴重。そして、約15年分のインタビューを合わせても本1冊分にしかならないってのがすごいですよね。インタビュー嫌いがよくわかります。
ところで、そろそろ短篇集が出てもいい頃なんじゃないですか、村上さん?
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