著者:池井戸潤
評価:☆☆☆☆
カウント:40冊目@2013
現在放映中のドラマ「半沢直樹」の原作本。本作はドラマの第1部に相当します。
大体のストーリーはドラマと同じなのだけれど、細かい設定やストーリーが違います。例えば、原作ではあまりフィーチャーされていない美樹がドラマでは自分の人生を選ぶ強い女性(壇蜜氏)として描かれていたり、小木曽次長の追い詰め方に鞄を順番にひっくり返していく劇的な演出がドラマには入っていたり、奥さんである花のキャラクタが全然違ったり、といった点です。
映像化されたものを見ると幻滅する作品が多い中で、「半沢直樹」の脚本が、原作の面白さを最大限に活かしつつ、どうすればより劇的に演出できるか、という点をよく考えてストーリーが練られていることがわかります。素晴らしい脚色です。
勿論、本作もとても面白いです。一度ストーリーの世界に入ると、読むのを止められなくなります。が、ドラマ⇒原作の順だと、どうしてもドラマの映像が頭に浮かんできてしまうので、小説としてのクオリティを冷静に判断できません。勿論、面白いことは間違いありません。
続編の「オレたち花のバブル組」は、ドラマの第2部が終わってから読みます。
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