2013年10月11日金曜日

書籍:ザ・万歩計(Kindle)

著者:万城目学
評価:☆☆☆☆
カウント:47冊目@2013

「鴨川モルホー」「鹿男あをによし」「とっぴんぱらりの風太郎」等の万城目学氏によるエッセイ集。それぞれのエッセイは勿論読み物として面白いのです。加えて、万城目学氏の過去を振り返っているものが多いため、彼の生い立ちを知るという意味でも、読む価値はあると思います。

私が一番好きなのは、冒頭にある「壊れかけのRadio局」です。「ツ・ツ・ツ・ツ・・・」という音を延々と流し続けた話(詳細は読んでください)や、カミカミの女子アナのエピソード等、かなりシュールです。そして、そんなひどいラジオ局をわざわざ好んで聴いておきながらも、苦情のメールを書くという暴挙に出る万城目氏も理解できません。いいっすね~

それにしても、就職後、東京転勤とともに退職し、大阪出身にもかかわらず東京に出てニートとして小説を書き続け、デビューに至る物語はなかなか凄いです。これらの流れは事実としては知っていたのですが、詳細を彼の文章で読むと、更に信じられないという思いになりますね。デビューも決まってないニート生活の中、「鴨川モルホー」という馬鹿げた(失礼)物語を書いてしまうその神経の図太さにも感心します(最大限に褒めています)。もちろん、その時追い込まれていたのだろうとは思いますけれども。うーむ。

とりあえず面白いので、彼のファンなら読んでみてはいかがでしょうか。

0 件のコメント: