著者:リチャード・ブラント
訳者:井口耕二
評価:☆☆☆☆1/2
カウント:45冊目@2013
amazon.com創始者であるジェフ・ベゾスの生い立ちから現在に至るまでを描いた本。アメリカってこの手のバイオグラフィが充実してていいですねぇ。私は結構この手のバイオグラフィを読むのが好きなのでとても楽しく読みました。
Appleのスティーブ・ジョブズの影に隠れてあまりメジャーじゃないけれど、社会に与えたインパクトと言う意味では、ジェフ・ベゾスの方がスティーブ・ジョブズより上じゃないかなぁという気がします。なんてったって、小売の仕組みを大幅に変えようとしてますからね。家でクリックしたら当日に商品を届けてくれる、引きこもり補助システム。しかも、外出して買うより安い。素晴らしいです。
ジェフ・ベゾスのすごさはLong Termに立つその視野にあるような気がします。長年赤字を垂れ流しつづけながら大きくするなんて、かなりの心臓の強さがないとできることじゃありません。スティーブ・ジョブズも比較的長期的視野に立っているように思うけれど、ジェフ・ベゾスの方が圧倒的に長期的スパンで考えているように思います(倒産寸前だったAppleでは、赤字を垂れ流すわけにはいかなかったでしょうが)。
考えてみれば、Kindleに関しても、投入直後は結構散々な言われようでしたが、今や確固たる地位を確立しています。私自身もかなり懐疑的でしたが、今やKindle(アプリですが)の虜。先日海外に行った時にも、70歳くらいのおじいさんがプールサイドでKindleで読んを読んでいる姿を見かけました。こんな未来を描いて実現するなんて凄いですよね。
私には未来を見通す力は全く無いので、うらやましい限りです。
この本に関して言えば、ちょっと弱いかなぁという印象は受けます。特に、amazonが軌道に乗って以降(黒字転換して以降)のエピソードが弱い。ジェフ・ベゾス本人のインタビューがないからかもしれないですが、物語性が弱く、事実の羅列になっているような気がします。ま、仕方ないとは思いますが。
何はともあれ、ジェフ・ベゾスのすごさを知るにはとてもいい本だと思います。オススメです。
0 件のコメント:
コメントを投稿