2014年1月6日月曜日

書籍:沈まぬ太陽(一)~(四)(Kindle)

著者:山崎豊子
評価:☆☆☆☆☆☆
カウント:63~66冊@2013

はじめに、「沈まぬ太陽」は全5巻です(つまり、5巻目は中断中)。全部読んでから書こうと思っていたのだけれど、第5巻でどんどん雲行きが悪くなってくるので、つらくなって読み進められなくなってしまいました。数ヶ月放置しております。

言わずと知れた、御巣鷹山の日航ジャンボ機墜落事故、及び日航での労組問題等の実際に起きた事件をベースとして描かれた物語です。あくまでフィクションではありますが、かなりの部分が事実に基づいているため、リアリティがあって怖いです。

何が怖いかというと、社内政治とか、お金の駆引きとか、そういうのが怖い。飛行機が墜落しても、それをなるべく小さく扱い、自分個人の利益に走り、他人に責任をなすりつけるわけです。どう考えても「どこででも起こりえる話」だし、組織というのは多かれ少なかれ似たような状況になるものだと思うので、その真実味が、背筋をゾクゾクさせるポイントになっています。この本を読めば、「日本製なら安心」「国が関与すれば安心」なんてことは言えないということがよくわかると思います。

ほんと、国に事業をやらせる(国が事実上バックアップするのも同じ)なんて馬鹿げてるし、日本人だって全然信用出来ないし、バブル経済のような好景気が組織を腐らせる傾向にある、ということがよくわかります。

今年こそ、第5巻読みきろう。

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