監督:阪本順治
評価:☆☆
公式サイト
驚くほどつまらない。平たく言って時間の無駄。
まず、映画としてストーリーが崩壊している。児童売春のストーリーと、臓器売買のストーリーとが全く交錯しておらず、別の話が並列しているように見える。そして、それなのに時々登場人物は交錯するので、むしろバラバラ感が増している印象を受ける。
そして、ある程度強いテーマを扱っている割には、「こんなことが起きてるの?」というような目新しい事実は取り上げられず、扱い方も全体的に平板で「強烈な事実を突き付けられている」という切迫感は全く感じない。
更に、登場人物たちに全く魅力やリアリティを感じない。無駄にカットバックが入る割に、心理描写が甘く何を考えているのか最後までわからない江口洋介、馬鹿で存在意義を疑う宮崎あおい、なぜタイにいるのかよくわからない妻夫木聡。
そして、ラストが長すぎ。終わるタイミングが何度もあるのに「まだ続くの?」という、拷問に近い無駄なシーンたち。
褒めるとすれば、最後の新聞記事の真ん中の鏡はちょっと格好よかったのと、デモのシーン(笑顔で「本当さ」というところ)は好きです。
つーか、この程度の内容を映画にしなきゃいけないほど、日本人の社会認識や想像力は乏しいのだろうか。さすがにそんなことはないと思うんだけれども。
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