2009年2月8日日曜日

書籍:神の子どもたちはみな踊る

作者:村上春樹
評価:☆☆☆☆☆
カウント:16冊目@2009

地震のあとという共通項はあるけれど、村上さんの持ついろんなバリエーションの短編が楽しめる。そして、だいたいどの話も、最後に少し心が温められる。その点がこの短編集の魅力だと思う。

どの話も好きで、「アイロンのある風景」に漂う静寂は身にしみるし、「神の子どもたちはみな踊る」のハードな家庭環境とどことなく危うい主人公のキャラクタは親近感を覚えるし、「タイランド」の孤独は身につまされるし、「かえるくん、東京を救う」のかえるくんには切なさを覚えるし。でも、やっぱり一番好きなのは「蜂蜜パイ」かなぁ。沙羅がいることでどうしても空気がやわらかく、優しく心に沁み込んでくる。

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