著者:スコット・F・フィツジェラルド
訳者:永山篤一
評価:☆☆☆☆
カウント:26冊目@2009
ミステリーとファンタジーを中心に集めたとのことで、フィッツジェラルドの邦訳の中ではものすごく異色。私のフィッツジェラルド感をかなり覆されました。こんな物語も書く人だったのね。確かに、彼の評価の幅を広げるためにも、このような邦訳が出る意味は大きいと思う。
けれど、個人的な好みから言えば、ミステリーやファンタジーはそれ程興味を持てず、「異邦人」「最後の美女」が好みかなぁ...ピークの輝きを失っていく切なさ、みたいなストーリーを描かせたら、彼の右に出るものはいないと思う。
ファンタジー系では、「家具工房の外で」はいいと思う。すごく短い話なのに、ほのぼのした家族の空気感の中で、みんなの方向が少しずつずれている感じがリアルでブラックユーモアが効いていて好きです。
映画とは物語が違うんだから、タイトルは「ベンジャミン・バトン」で良かったのでは?
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