監督:クリント・イーストウッド
評価:☆☆☆☆☆☆
公式サイト
カウント:20本目@2009
さすが、クリント・イーストウッド。彼の監督作品は、外したことがない。
戦争/暴力、人種問題、生と死といったテーマを絡めながら、老人と少年との友情や篤い絆を軸としたぶれないストーリー展開。複雑なテーマを扱わせたら、彼の右に出るものはいないと思う。
人種差別的な演出が多用されているにも関わらず、初めのウィットにとんだ、ユーモラスな演出は本当に面白いし(前半は笑いが絶えない)、そこから生まれてくる自然な感情の交わりみたいなものも、本当にうまく描いている。人間関係の構築をここまで自然に描いた作品ってあまり思いつかない。
ちゃんと観客の感情が色々と動くし(結構号泣)、見終わったときに、ちゃんと疲れている(勿論いい意味で)。
ただラストは読めるし、「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」等に比べれば、若干描かれている複雑性は落ちる(あくまでこれらとの比較において。そして、あくまで「若干」)ような気もする。でも、たとえ予定調和的であったとしても、あのラストは私は好きです。
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