2008年10月28日火曜日

書籍:左岸


作者:江國香織
評価:☆☆☆☆

江國さんの本にしてはかなり長いし、読みにくい部類に入ると思う。全然すらすら流れていかない。死の影が常にそこにあるし、波乱万丈な人生展開も、彼女の小説にしては珍しく、正直言って、中盤くらいまでどうなんだろうと思っていたのだけれど、でも、大人になってくると、江國さんの小説によく出てくるような感じの自由さを持った女性で(結構日常がままならない感じはちょっと違いますが)、女性が如何にしてよくわかんない存在になっていくかが多少なりともわかるかもしれない。歳をとること、生きていくこと、そんなことを考えさせられます。

ところどころに登場する九のエピソードに全く興味が持てないので、「右岸」を読むつもりはいまのところありません。超能力とか宗教とか放浪の旅とか、本当、どうでもいいっす。

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