2008年12月1日月曜日

書籍:変身/掟の前で 他2編

作者:カフカ
訳者:丘沢静也
評価:☆☆☆☆

「変身」は、グレーゴル・ザムザに感情移入して読んでしまう私としては読んでいて怒りを覚えてくるので(カフカ氏は笑いながら読んだそうなので、もう少しユーモア感を身につけないといけないんでしょうが)、ちょっとあれなのですが、でも、ストーリーとしては、家族の一面、残酷さ、をシュールな世界観の中で浮き彫りにしていて非常にいいと思う。
「アカデミーで報告する」「掟の前で」もかなりいい。
生きるつもりなら、出口を見つけなきゃならない。でも出口は逃げたって見つからないんだ、と。(P141)
だよね~。 (元)サル、あんた正しいよ。

訳はかなりいいと思う。読みやすい。名訳の部類に入れてもよいのでは?

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