2008年12月13日土曜日

書籍:ダンス・ダンス・ダンス(上)

作者:村上春樹
評価:☆☆☆☆☆

この本、好きなんです。出来の良し悪しは置いておいて、村上さんの小説の中では一番好きかも。そろそろ年齢も34歳に近付いてきたので、なんとなく「僕」のことを思い出して再読してみました。やはり、読み通り今までよりもより深く同意できる。ひとりでの生活を確立しつつも抱えてしまうどうしようもない孤独。村上さんは、本当に誠実にストーリーを紡いでいると思う。
概念としての春は暗黒の潮流とともに激しくやってきた。その訪れは都市の間隙にこびりついた名も知れぬ人々の情念を揺すり起こし、それを不毛の流砂へと音もなく押し流していった(P302)
いいじゃないの。 こういうユーモアってなかなか出会えない稀有なものだと思う。

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