2009年1月1日木曜日

書籍:決壊(上)

作者:平野啓一郎
評価:☆☆☆☆☆

社会の闇をうまく切り取っている。家庭の一般的な風景、ちょっとした違和感から始まって、最終的に社会の闇に繋げていく。最近頻発する、マスコミで「なぜこんな殺人が起きるのか?」と叫ぶような不条理殺人の描き方としては、かなり説得力がある。殺された相手もちょっと想像してませんでしたし、サスペンスとしての面白さも傑出している。

平野啓一郎ってこういう話も書くんですね。一月物語とか日触とか葬送とかのイメージが強かったので、かなり新鮮。

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