2009年1月11日日曜日

書籍:顔のない裸体たち

作者:平野啓一郎
評価:☆☆☆☆
カウント:6冊目@2009

殆ど官能小説と言っていい程の性描写。でもそこは平野啓一郎、かなり的確な心理分析。性的興奮についてあれほどきちんと分析するのは流石。ネット上の歪なキャラクタが誕生する流れや、出会い系サイトや画像投稿サイトが溢れる理由も、かなり説得力を持って提示していると思う。

でも、小説としての出来と言われればちょっとねぇ。特にラストは、それまでの性描写や心理描写に比べてあまりに呆気ない。全体として、ストーリーのダイナミックさに欠ける気がする。

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