著者:クレイトン・クリステンセン
訳者:伊豆原弓
評価:☆☆☆☆☆☆
カウント:19冊目@2012
「イノベーション」と「持続的イノベーション」と「破壊的イノベーション」とに分け、顧客の声に耳を傾け、技術に積極的に投資し、利益率の向上を図る優良企業であっても、「破壊的イノベーション」の波にうまく乗れない限りは失敗に陥ってしまうことを、極めて明確かつ論理的に示してくれる。そして、「破壊的イノベーション」の波に乗るのは極めて難しいということを示してくれる。目から鱗。そして、この法則は、製造業のみならず、ウォルマートをはじめとするサービス業にも適用されており、その適用範囲の広さにも驚かされる。
この本を読むと、以前、日本企業がなぜ成功し、そしてなぜ今失敗しているのかがよくわかる。現在の日本企業は、(他の多くの企業と同様に)破壊的イノベーションでの参入に成功し、持続的イノベーションの波に乗れずに失敗しているように感じる。そう考えると、今のトヨタやソニーといった企業の未来をとても楽観視できない。
そして、私の職種での破壊的イノベーションもきっとあるはずで、それはどのような形で、いつやってくるのだろうか。この点の考えがまとまると、私にもビジネスチャンスが!!
スッキリと論理的にまとまっていて、とてもわかりやすい。学術本のお手本のような構成であり、大事なメッセージが、いろんな根拠や具体例と共に何度も繰り返されるので頭に残る。グラフも見やすい。こういった本が日本から出てほしい。
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