橋下市長が、小中学生での留年を検討するように指示した、とのことですが、すごく良いアイディアですね。正直、これまで考えてもみなかったので、自分の考えの足りなさを痛感しました。大賛成です。
テレビの街頭インタビューでは、「子供がかわいそう」と仰る方が何名かいらっしゃいましたが、意味がわかりません。なぜ「留年=かわいそう」なんでしょうか。学力が足りない場合に、「(税金で)他の人よりも手厚く教えてあげる」んだから、社会全体の底上げ、機会平等につながる制度であり、むしろ喜ばれるべき話だと思う。
「義務教育なんだからかわいそう」との意見もありましたが、私には「義務教育なんだから」と「かわいそう」との間に、何の因果関係も見いだせません。
他にも、「子供がイジメにあいそう」という仰る方もいらっしゃいましたが、それは別問題です。子供のイジメなんて、何かちょっとしたきっかけがあれば、すぐにターゲットになる話なので、別に留年だけの問題じゃないと思う。
大事なのは、留年させないことではなく、「包括的なイジメ対策」を考えることじゃないでしょうか(「イジメ、カッコ悪い!」とかいう、バカな標語を作るのは論外だけど)。
子供が劣等感を抱きそう、という考えもありそうだけど、誰にだって劣等感はあるわけで、適当なところで劣等感を味あわせる方が、その子自身が自分の劣等感と向き合ったり、乗り越えたりできるきっかけになり、そしてそういう経験はその後の人生にずっと生かせるので、プラスになるように思う。
そして、もし子供が「留年したくない!」って思うなら、今より真剣に勉強するようになることで授業崩壊も少しは減少するかもしれない。
そもそも、学力ではなく年齢で画一的に教育を処理していることに問題があるわけで、理解の早い子、遅い子に併せてそれぞれの教育のあり方があって良いと思う。程度の差こそあれ、授業が理解できなくて疎外感を味わっている子供は結構いると思うので、同じクラスの中に、上の学年から留年してきた子が何人かいれば、「この話を1回聞いてわからないのは自分だけじゃないんだ」ってこともわかって孤独感も薄まるように思う。
やっぱり、留年制度、いいんじゃないかな。
大事なのは、多様性を認めつつ、全体の教育レベルを上げることのできる制度なんじゃないかと、私は考えます。
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