2012年5月16日水曜日

書籍:民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論

著者:大前研一
評価:☆☆☆1/2
カウント:58冊目@2012

大前氏による日本復活への施策?等が記載されている。思考は柔軟で、他では類似施策を見ない独創的な構想が綴られている。視点の幅広さを認識するためには良い。

特に、「大卒の就職率が9割もあるなんて驚異的」というのは「ナルホド、そういう考え方もあるのね」と感心しました。確かに、冷静に考えるとかなり高い。過去の日本と比較することがそもそもの誤り。

大前氏の発想力の柔軟性は素晴らしいと思うのだけれど、何らかの理論がバックにあるわけではないようなので(経済学者をバカにしていますが)、一般人である読者(私)がその思考法を再現することができない。よって検証もできないので、実現へ向けて動くべき!と強く推すこともできない。「ご高説は承りました」と言いたくなってしまう。なんか残念。

大前氏の若者層に対する見方に、私はあまり同意できない。最近の若者は一般的に、(私も含む)今までの年代よりもちゃんと考えているだろうと思う。やる気や活力が無いわけではなく、環境が急激に厳しくなっているので、結果として若者の状態を二分することになり、取り残された若者が問題となっているんじゃないかという仮説を立てています。

0 件のコメント: