編者:砂川秀樹、RYOJI
評価:☆☆☆☆
カウント:56冊目@2012
ゲイ/レズビアンであることを告白した子供たちと、親や教師とが思いを綴った手紙を纏めた本。
ゲイ/レズビアン側から社会へ理解を求める本としては、「ボクの彼氏はどこにいる?」を読んだことがありました。こちらは「自分がこう感じている!」というのが前面に出すぎているので、おそらく、著者に感情移入できない人には理解を得られないだろうなぁと感じました。
この「カミングアウト・レターズ」に関しては、親/教師へ宛てた(相手の立場を考えた)手紙なので、著者たちは当然に相手の立場(ゲイ/レズビアンではない親/教師の立場)を慮っています。恐らくは、その辺りが読者にグッとくるポイントじゃないかと思う。読んでいて、かなり辛かったです。
ただ、全員、最終的には親/教師に受入れられた人ばかりなので(一部、葛藤が残っている方はいらっしゃいましたが)、その辺りがちょっとなぁとも思う。理解を得られていない親子関係までも示されれば、より、マイノリティに厳しい現実が伝わってきてよかっただろうと思う(勿論、そんな人を持ってくるのは非常に難しいでしょうから、高すぎる要求であることは承知しています)。
この本は結構いい線をついてると思います。それでも、おそらく偏狭な人(某都知事とか)は、この本を読んでも考えを変えないだろうなぁと予想します。なんでだろう。
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