著者:山口義正
評価:☆☆☆☆
カウント:59冊目@2012
オリンパス事件をすっぱ抜いた著者が今回の事件を纏めた本。
マイケル・ウッドフォード氏の「解任」と併せて読むと良いと思う。ウッドフォード氏の本の方が、菊川氏を始めとする当事者が多数出てきて緊迫感があって面白い。一方、社外の動き(元野村OB関係とか)を含む、事件全体を知るためには、この本の方がわかりやすい。ウッドフォード氏も山口氏も、それぞれに、異なる立場で周りと戦っている。あとは、第三者委員会の人が本を出してくれたら、もっと詳細に事件全体を把握できるでしょうが、守秘義務もありますので、それはムリでしょうね。
今回は、内側と外側の両方から不正を正そうとしたから、ある程度歯車が動いたけれど、これが一方だけだったなら、そして、海外の力を使わなければ、不正は正せなかった(少なくとも、もっと時間が掛かった)んじゃないかと思う。今回の事件を見て、マスコミも企業も(行政も?)、全て同じ穴のムジナなんだな、ということが実感としてわかる。怖い。そして、これだけ歯車が動いても、最後はある程度気持ち悪い形で決着している点も怖い。
タイトルがピンと来ない。私だけかなぁ。
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