著者:北原茂実
評価:☆☆☆
カウント:49冊目@2012
八王子で病院を経営する著者による、医療の未来へ向けた提言。医療というガチガチの規制産業で、現在の法律の規制の範囲内でちゃんと実現しているところが凄い。
著者の一番の主張は、「医療の産業化」、それに付随するものとして、1)国民皆保険制度のリセット、2)カンボジアを始めとする海外への医療輸出、他って感じですかね。
医療の産業化は大賛成。市場経済において「医は仁術」とかって綺麗事を言っていても何も進みません。株式会社化でも何でもやるべきです。プレーヤの多い直接金融の方が、寡占化/硬直化した間接金融よりも優れた仕組みです。
また、国主導の医療制度疲弊は明らかです。保険点数やら何やら、国による規制なんて馬鹿げた話です。ソ連を始めとする社会主義国家が次々と倒れたように、何にしろ国が規制して上手くいくものなんてあろうはずがありません。国民皆保険制度の廃止も、特に依存はありません(正直なところ私にも不安はありますが、このまま座して待つ(制度微修正含む)よりは、チャレンジすべきだろうと考えております)。
しかし、平等的考え方の日本人/日本の医療を理想的なものとして捉えているところはどうかなぁと感じます。海堂尊氏もそうですが、医者は医療を崇高なものと捉えすぎていると思う。
医療を輸出産業として捉えているところはなかなか凄い。私は医療なんて典型的な内需型産業だと考えていたので、目からウロコが落ちる思いでした。考えが柔軟&視野が広い。
<オススメ度>うーん。特に(笑)。モチベーションアップ?
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