著者:マーセル・セロー
訳者:村上春樹
評価:☆☆☆☆☆☆
カウント:45冊目@2012
温暖化が進むと共に荒廃した世界に生きる主人公の物語。あとがきによると、著者は、チェルノブイリの立入禁止区域に済む女性にインタビューした際に、この物語の着想を得たそうです。すごく納得できるきっかけではある。しかしながら、その女性の先にこんな物語をズルズルと生み出せる作者の想像力は驚異的だと思う。
訳者である村上氏があとがきに書いているように、この物語は、ものすごくお腹にズシッと溜まる。ものすごく陰鬱な話なのに、ついつい先が気になって読み進めてしまう。読むのをやめられなくなる。
読了後は、悲惨さよりもラストの若干の明るさが心に残りました。それも不思議。
<オススメ度>マックス。こんな面白い本、読まない手はありません。面白さを文章で表現できない自分がもどかしい。
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