2012年4月27日金曜日

書籍:「病院」が東北を救う日

著者:北原茂実
評価:☆☆☆
カウント:50冊目@2012

北原氏による、医療を中心とした東北復興策を提言した本。行動力と熱い情熱があり、更にそこにやや宗教めいた怪しさがある(単なる比喩です)。

東日本大震災から半年程度で上梓された本なので、前著と比べると、実現済みの内容は少ない。しかしながら、そうは言っても東北に医療物資その他をすぐに届けたり、経済産業省と話をしたり、女川の人たちとプロジェクトを立ち上げたりといったことは既になされているようです。著者のその行動力には脱帽です。

「赤字はダメ」「施しではダメ」という一貫した姿勢はとても良い。また、医療を中心に町を復興させたり、高齢者を働き手としてみなしたりするのもいいことだと考えます。
医療体制が整備されていないと高齢者が単に単純被保護者となってしまい、東北だけでなく、日本全体として成り立ちません。

途中、「善意」の人を翻意させるのが一番難しい、旨の記載がありました。本当にその通りです。善意なんて、殆ど宗教の教義みたいなもんですよね。一度信じたら、もう変えられない。

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