著者:野口悠紀雄
評価:☆☆☆☆
カウント:23冊目@2012
Gmail、グーグルカレンダー、iPhone、iPad等を利用して(連携させて)如何に仕事効率を上げるか?をメイントピックとして取り上げた本。自身で考えた紙の手帳とデジタルツール(クラウド)との切り分け等の具体的手法に言及している点に目新しさを感じる。
評価が難しい本ではあるが、面白いかと訊かれればノー。この本が伝えたいメッセージがどこにあるのかわからず、全体的なまとまりに欠ける。より具体的には、前述のクラウド活用手法の中に、日本の各新聞社のビジネスモデル等が崩壊している、日本の官庁のサイトがひどすぎる等の、日本社会のデジタル化/クラウド化の遅れに対する批判/問題提起が随所に見られるため、読んでいて話の焦点が絞りづらい(筆者の指摘自体には私も同意)。目的に合わせて、もう少しすっきりと纏めて欲しい。この点、「経済危機のルーツ」は流れがスッキリしてわかりやすかっただけに残念。
デジタルツールの活用法については、筆者自身の使い方を交えてかなり具体的に記載しているので、説得力がある。どうせなら図解することで、より具体性を持たせる手法もあったのではないかとも感じるが、「この程度のことは、読者自身が考えろ!」というメッセージだとも理解しうる。
特にオススメはしないです。
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