2012年3月17日土曜日

映画:ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

監督:スティーブン・ダルドリー
評価:☆☆☆☆☆
公式サイト
カウント:11本@2012

同名小説の映画化とのことですが、原作は未読。
9.11で父親を亡くした主人公の少年が、父親の残した鍵が何の鍵かを探すべく、ニューヨーク中を旅する。主人公の少年が、鍵穴を探す上でいろんな人たちに出会い、彼らと話していくことで少しずつ癒されていく。その姿がとても心を打つ。私も、傷ついた人がいたら、少しでも癒せる人間になりたい。

主人公の少年が賢く、生命力に満ちていて、しかしとても深く傷つき、そして混乱している。その姿がとても魅力的で感情移入してしまう。大人も子供も、理不尽なことはいっぱいあるけれど、結局人とのかかわりが傷を癒してくれるんだろうな。
トム・ハンクス演じる父親とサンドラ・ブロック演じる母親との電話や、少年との電話はとても悲しい。あんなことがあったら、そりゃ誰だって混乱するだろうし、実際に、それに類似したエピソードがいくつもあったのだろうと思いを馳せると、もっと悲しくなる。世界は、結構もろい。

最後のオチ(母親とのエピソード)は若干甘すぎるし、ラストが冗長な印象を受けたけれど、ラストシーンの少年の笑顔はとても印象的。世界に、笑顔が少しでも増えるといいなぁ。

<おススメ度>クオリティが高いとは思わないけれど、少なくとも心の傷をいやしてくれる映画。私は好き。

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