著者:伊坂幸太郎
評価:☆☆☆☆
カウント:25冊目@2012
伊坂幸太郎の短編3作。あとがきによると、3作とも、東日本大震災の前に書き終わっていたとのこと。
第1作の「PK」は、視点や時間軸をゴチャゴチャ混ぜて描きつつも、ちゃんと読者を運んでくれる。物語の奥行き、キャラクタのリアリティもあり、今後の伊坂氏が期待できるなぁ、という可能性を感じる。しかしながら、第2作以降の完成度は、徐々に落ちていく印象を受ける。私が断続的に読んだせいもあるとは思うけれども、ストーリーの流れもわかりにくいし、オチも伝わりづらい。残念。
あと、「PK」と第2作の「超人」とが、ある程度共通する要素を持っているので、第3作の「密使」もそこを期待しているとそうでもないので肩透かしを食らう。どうせなら、その辺りのゲームのルールは守ってほしい。
<オススメ度>伊坂ファンなら、って感じでしょうかね。もったいない。
0 件のコメント:
コメントを投稿